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2025年12月17日

完全養殖”黒瀬ぶり”成長日記④

「黒瀬ぶり成長日記」第4弾をお届けします。
今回は、孵化から約70日の様子をご紹介します。

こちらの写真は、黒瀬ぶりが7月に孵化してから約70日の様子です。
体長は約75mmになりました。背中はうっすら青みがかり、お腹は銀色になってきました。体型は紡錘形となり、体の厚みも増してきています。胸びれや背びれ、尾びれも黄色みを帯びて大きく発達してきました。

泳ぎが非常に活発になり、群れを成して泳ぐ習性も見られるようになりました。水槽の中を群れで円を描くように泳ぎます。餌の時間になると素早く集まり、我先にと活発に配合飼料を口にします。食欲が旺盛なため、頻繁な給餌が必要です。


今回の写真は、魚を養殖漁場に運ぶために、陸上の水槽から活魚車に移す作業の様子です。
当社では、魚を水槽から海に移動させることを「沖出し」と呼んでいます。


孵化から今まで一生懸命に育てた魚を、ついに沖出しする日がやって来ました。
沖出しの際は魚にストレスがかからないよう、水槽から活魚車まではホースを使って水槽の水ごと移動させています。
沖出し後は海上での飼育となるため、別の事業所のメンバーに飼育を託すことになります。


【飼育主担当者のコメント】
自分ができることは、沖でも順調に成長できるよう、できるだけ元気な状態で沖出しすることだと考えています。
沖出しした魚たちが無事に出荷サイズまで成長し、お客様の食卓に届けられるよう、これからも元気な魚を生産していきたいと思います。


次回からは、海での成長の様子をお届けする予定です。

次回のブログも、どうぞお楽しみに!


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