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2026年04月20日

完全養殖”黒瀬ぶり”成長日記⑦

「黒瀬ぶり成長日記」第7弾では、養殖現場での重要な工程となるワクチン接種作業についてご紹介します。

当社では、できるだけ水産用医薬品(抗生物質等)に頼らない養殖を目標としています。その取り組みのひとつが、ぶりの感染症予防に対するワクチン接種の徹底です。ワクチンを投与することで魚が特定の病原菌に対する免疫を獲得できるため、水産用医薬品使用量の大幅な削減が可能となります。これにより環境への負荷も軽減され、消費者の皆さまにも安心して召し上がっていただけます。

作業の流れはまず、10メートル四方の生簀(いけす)から魚を丁寧に麻酔槽へ移します。麻酔液は、ぶりにストレスや負担をかけないよう適切な濃度で管理しています。
魚の動きが落ち着いたら、すぐにワクチン接種台へ移動させ、迅速かつ正確に注射器で1匹ずつ丁寧にワクチンを接種します。
今回は12名の作業チームで、約1万匹の魚に2時間ほどかけてワクチン接種を行いました。
安全に作業を行うため、作業者は誤って自分の手に注射針が刺さらないよう、魚を持つ手に必ず防護手袋を着用しています。

ワクチン接種を終えた魚たちは、すぐにホースを使ってワクチン台から直径30メートルの大型生簀へ移動します。ホース搬送は魚体のダメージを最小限に抑えるための大切な工夫です。
大型生簀に移された魚たちは、しばらくすると麻酔から覚め、元気に泳ぎ始めます。

これから魚たちは、この大型生簀で約5万尾の仲間たちとともに日々成長していきます。当社では、引き続き安心・安全な「黒瀬ぶり」をお届けできるように、魚たちが元気に大きく成長していく姿をスタッフ一同、見守っていきます。




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