育成環境
- 黒瀬かんぱちは錦江湾に面した鹿屋漁場および東シナ海に面した笠沙漁場で育成しています。水深が深く育成に適した環境です。
- 「黒瀬ぶり」と同様に、給餌時には海面に浮かせて平時は海中に沈める「浮沈式生け簀」を導入しています。表層水の変化の影響を受けにくく、カンパチにとってストレスのない環境を維持しています。荒天時にも海中に沈めることにより風雨の被害が回避できます。
飼料
- カンパチ養殖では珍しく、稚魚を漁場に導入して以降水揚げまでの間、エクストルーダー・ペレット(EP)で育成しています。
- EPは、従来のカンパチ養殖で使用される生餌・モイストペレットと比較して生け簀の中で摂餌されやすく、余剰飼料による漁場海域への影響が低減できます。
- 使用するEPは、カンパチの育成段階にあわせて、成長に必要な栄養素を配合して設計しており、効率よく、健康的に育てることができます。